こんにちは^^
2019春のセンバツで出場を決めた、和歌山県の智弁和歌山高校・野球部について調べてみました。
どんな戦いを見せてくれるか気になるところですよね!
今回は、新生・智弁和歌山のポテンシャルに迫っていきましょう~。
部員数やプロ野球選手は?寮やグラウンドも調査!プロ入りしたOBについても調べていきますよ。
どうぞ、お楽しみに~!
もくじ
智弁和歌山野球部の部員数は?
まず、智弁和歌山野球部の部員数について、調べてみました!
なんと、部員数24名!!!
少なすぎやしませんか??
去年のセンバツ準優勝校ですよ!
通常、甲子園常連校となると、部員数はかなり多いですよね。
多いところは、80人越えの学校もあるくらいです。
でも、これ、智弁和歌山野球部の戦略なんですよ。
以前は、甲子園で全然勝つことが出来なかった智弁和歌山。
県大会は、突破できても、甲子園ではなかなか勝てなかったのです。
「どうして、勝てないのか」
考えに考え抜いて、出た結論が!
「1学年10人しか部員を入れない」!!!
驚きの方法です。
なんでやねん???って思います。
「大勢の部員の中から、上手な選手のみで試合を行う」というのが、常識だと思うんですが。
この智弁和歌山野球部の前監督・高嶋監督は、そうしなかったんです。
高嶋・前監督といえば、甲子園最多の68勝を記録し、2018年夏に退任した、名将ですよね。
学校側が野球部を強化しようとしたときに、「1学年10人で十分。これで甲子園に行けなければ、監督が悪いだけ」と学校側にタンカをきったそう。
現在は、投手陣の確保のため1学年12人に増やしましたが、それまでは徹底して1学年10人体制。
長年、この少数精鋭を貫いてきたのも、監督の想いが深いから。
人数が多い学校では、夏の大会前でも球拾いしかさせてもらえない3年生がいることがあります。
「そういう選手をつくりたくなかった」と高嶋監督は語ってらっしゃいます。
中学時代、たとえ有望な選手であっても、強豪校であれば全国から集められる有望選手との競い合いの中では、レギュラーを勝ち取ること、ベンチに入ること、ことさらに難しくなりますよね。
智弁和歌山だと、レギュラーにはなれなくても、甲子園でベンチには必ず入れるんですから。
そのうえ、高嶋・前監督は、「3年生は3年間やってきたんやから」と、後半になると全員を出してしまうんです。

出典:http://bunshun.jp/articles/-/8789
高嶋・前監督の想いの深さ、伝わってきますよね!
この想いに、選手たちは応えるために、頑張るんです。練習するんです!
監督と選手の歯車が、しっかりかみ合って、車輪がよく回る。
まさしく、智弁和歌山の強さの秘密、ここにアリっ!という感じですね。
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智弁和歌山野球部の寮やグラウンドもチェック!
少数精鋭が強さの秘密の智弁和歌山野球部ですが、寮やグラウンドについてチェックしていきましょう!
智弁和歌山野球部には、寮がありません!
というのも、智弁和歌山野球部員は、ほぼ県内からの進学者だから。
寮を構える必要ないんです。
ただ、ごくたまにいる通学圏外からの部員は、監督かコーチの自宅に下宿することもあるそう。
1学年12人の部員たちは、入部の際、監督から面談を受け、監督から認められて入部しています。
おそらく、そこには選手の資質のほか、生活環境なども考慮されてるんではないかと思いますね。
保護者と監督、力を合わせて、選手を育てる。
そういう「教育としての高校野球」を、実践しているのが智弁和歌山なんじゃないでしょうか?
グラウンドについても調べてみました!
グラウンドは、学校内の敷地内にありました。
専用グラウンドまでバスで30分とかいう学校もありますが、これなら、授業が終わるなりすぐに練習できますね。
おまけに、智弁和歌山には、運動部は野球部しかありません。
サッカー部もバスケ部もありません。
なぜだか少林寺拳法部はありますが、これは文化部扱いだそうです。
ということは、このグラウンドは、野球部のためのもの。
場所柄、かなり広いグラウンドですが、すべて野球部のためのもの。
思う存分、練習できるんです。
日本一の練習量では?と噂される智弁和歌山。
平日授業のある日は、14:30から21:00まで、学校が休みの日は、10:00~20:00まで練習があるそうです。
授業が14:30までって早くないですか?
そうなんです、3限で勉強は終了、4限より「野球の練習が授業」という野球部だけに与えられた特権があるんです!!
ちょっと、驚きです!
私立高校ならでは、なのかもしれませんが、公立高校出身のものにすれば、そりゃ強くなるわ・・・と思っちゃいますよね。
練習時間だけではなく、練習内容も、鬼のようですよ。
たとえば、100m×100本ダッシュとか、
たとえば、100mタイヤ引き×100本とか、
たとえば、グラウンド100周とか、
書きながら、手が震えてきました・・・(笑)
これだけの練習をこなすんですから、
体力的に自信がつくのは当たり前。
「俺たちは、やった!強いんだ!」という精神が部員たちに根付くのも当たり前だと言えますよね。
最後の最後は、根性だ!っていうのは、古いと思われる方もいると思いますが、
これもまた、智弁和歌山の強さの秘密だと思います!
この動画は、甲子園での練習風景。
うってかわって試合前は、2時間ほどで練習を切り上げるそうです。
普段の練習があまりにも厳しいため、試合前の練習がとても楽に感じ、選手たちが精神的に安定するそうですよ。
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智弁和歌山野球部のプロ野球に行った選手も調査!
2019春のセンバツで、甲子園出場通算36回となる智弁和歌山。
ネットで検索してみると、「智弁和歌山 プロ 大成しない」という検索ワードが出てきます。
どういうことか、気になったので調べてみました。
- 宮﨑 充登・投手/2006年 希望入団枠(広島)~2011引退
- 中谷仁・捕手/1997年 ドラフト1位 (阪神 ~東北楽天 ~読売巨人)~2012引退
- 髙塚 信幸・捕手、内野手/1997年 ドラフト7位 (近鉄)~2003引退
- 喜多 隆志・外野手/2001年 ドラフト1巡目 (千葉ロッテ)~ 2006引退
- 武内 晋一・一塁手、外野手/2005年 希望入団枠 (東京ヤクルト)現役
- 橋本 良平・捕手、内野手/2006年 高校生ドラフト3巡目 (阪神) ~2013引退
- 坂口 真規・三塁手、一塁手/2012年 ドラフト5位 (読売巨人)~2017引退
- 岡田 俊哉・投手/2009年 ドラフト1位 (中日)現役
- 西川 遥輝・外野手、内野手/2010年 ドラフト2位 (日本ハム)現役
ざっと見てみて、これだけのプロ野球入りした選手がいました。
強豪校で、実績も大いにあげている学校にしては、確かに少ないとは思いますよね。
この中で現役で活躍している選手が、3名。
引退している方を見てみると、総じて、選手人生は短いほうではないでしょうか?
どうして?と疑問が湧いてきますよね!
それには、智弁和歌山の高校野球にたいする戦略と密接にかかわりがあるように思います。
そもそも、高嶋前監督が打ち立てた少数精鋭は、「甲子園で勝つため」の方針でした。
ゆえに、集められた部員たちは、甲子園のときにピークがくるような体格だったり体力だったりをもつ選手が集められたのではないかということ。
そうなると、将来性のある選手というよりは、高校時代で仕上がっている選手が好まれたんだと思います。
それが、プロで大成しない、と噂される理由なのかもしれませんね。
といっても、現在も活躍している選手がいるのですから、たまたま、なんじゃない?と思います(笑)
もうひとつ、注目していただきたいのは、高嶋・前監督を引き継いだ監督が、中谷仁監督だということ!
1997年阪神ドラフト1位で入団し、楽天では、野村イズムを叩き込まれた、智弁和歌山OBの中谷監督です!
中谷監督の、甲子園初采配、春のセンバツの楽しみが増えました~。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190126-00459092-nksports-base
今回は、2019春のセンバツで出場を決めた、和歌山県の智弁和歌山高校・野球部について調べてみました。
智弁和歌山野球部の部員数やプロ野球選手は?寮やグラウンドも調査してみましたが、いかがでしたか?
監督のアツい思いと、選手の頑張りで、春のセンバツも大旋風を巻き起こしてくれそうですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。