みなさまこんにちは!
今回は、センバツ出場校である北海道代表・白樺学園高校の監督である、
戸出直樹監督について調べました。
内容としては戸出直樹監督の野球指導法に特に力をいれて
経歴や気になるお嫁さんや子供さんについても調べてみましたのでぜひごらんください!
もくじ
戸出直樹監督の経歴について!
白樺学園高校を2020年のセンバツの舞台へと導いた戸出直樹監督の監督としての経歴は、
ある意味で異色といえます。
それは、22歳にして監督に就任したという点です。
通常、高校野球の監督になるには決まったプロセスがあります。
それは、野球部の代表として高野連の会議などに出席したり、
スーツ姿に野球帽でベンチ入りしたりすることでお馴染みの、
野球部「部長」を補佐する、
「副部長」として経歴をスタートするケース(学校の教員であることがほとんど)。
あるいは、部長、副部長などのお世話役的な役職ではなく、
「コーチ」として技術面で監督を補佐するケース(教員ではなく、外部指導員であることが多い)。
以上のような立場で少しずつ実績を積み、
30代半ば、あるいは40歳を越えたあたりでやっと監督に就任します。
しかし、戸出監督は22歳の大卒1年目から白樺学園高校の監督に就任すると、
以後の22年間、他校での指導歴は一切なく、白樺学園高校一筋で監督を続けています
(2014年に一時期、指導を離れています)。
このような経歴の監督は全国を見ても、とても珍しいことだといえるでしょう。
戸出監督が監督に就任したのは松坂世代が高校野球界を席巻した1998年ですが、
数年間は十勝支部予選を勝ち上がることもなかなかできず、本戦に1度進んだのみでした。
しかし、2003年に北北海道予選ベスト4に入ると、ベスト4の常連に定着。
2006年には西村優希投手(元読売巨人軍)を擁する遠軽高校を
「9-1」で下して甲子園初出場への切符を手にしました。
そして、念願の甲子園初勝利は2011年の選手権1回戦の鳥取商業戦。
この試合で延長11回の激闘を制し、「3-2」で見事に同校の甲子園初勝利、
戸出監督にとっても、監督としての甲子園初勝利を手にしました。
2015年にも甲子園に出場するなど、
これまでに監督として夏3回の甲子園出場を果たしています。
これまではセンバツには縁がありませんでしたが、
2019年の北海道大会を制し、ついにセンバツ初出場を決めました。
北海道代表として臨んだ初の神宮大会でも、
東京大会の覇者・国士舘を「4ー3」で下し準決勝進出。
準決勝では、関東王者の健大高崎に「2-3」で競り負けましたが、戸出監督は白樺学園を
全国ベスト4という堂々の成績に導きました。
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戸出直樹監督のプロフィール!出身高校や大学も!

出典:mainichi.jp
プロフィール
名前:戸出 直樹
読み:といで なおき
生年月日:1975年10月25日生まれ
年齢:44歳(2020年2月6日時点)
出身地:北海道
出身高校:白樺学園高校
出身大学:札幌大学
指導教科:情報・商業
白樺学園で監督23年目の戸出直樹監督の出身高校ですが、なんと、白樺学園高校です!
つまり、同校のOBだったのです。
戸出監督は白樺学園での現役時代、内野手、投手として活躍しました。
しかし、この頃の白樺学園は現在のような強豪校ではなく、
戸出監督の現役時代には、十勝支部を勝ち上がることもできませんでした。
北海道は土地が広く、試合会場への移動が大変であるため、
まず各支部でトーナメントをおこない、勝ち抜いたチームが北北海道大会へと駒を進めます。
今でこそ、白樺学園はほぼ毎年のように十勝支部予選を勝ち上がり、本戦へと進みますが、
戸出監督が現役当時は、本戦出場の壁を越えられずにいたようです。
そんな悔しい思いをした戸出選手は、高校卒業後、道内の札幌大学に進学します。
札幌大学は、「札幌学生野球連盟」に所属し、戸出監督は大学時代、センターの選手として活躍しました。
この時期の札幌大学は、北海道の大学野球をリードする存在で、戸出監督の在籍当時は、
4年連続で「札幌六大学リーグ」優勝を果たし、戸出監督自身も選手として3度も全国大会に出場しています。
北海道の高校、大学で活躍し、卒業後も北海道で監督を務める戸出監督はまさに、
母校の誇りであり、北海道野球が生んだ宝だといえますね!
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戸出直樹監督は結婚してる?嫁や子供をチェック!
さて、次に気になる戸出直樹監督の奥さまや、お子さんの情報ですが、
結論から言いますと、戸出監督のご家族に関する情報は今回の調査では全く出てきませんでした。
母校一筋の戸出監督のことなので、奥さまはひょっとしたら高校時代の同級生?
あるいは大学時代のマネージャーかも知れませんね。
いずれにしても現役時代から指導者生活に至るまでずっと北海道でご活躍されていますので、
北海道出身のかたと結婚されている可能性は高そうです。
今後、白樺学園が勝ち進むにつれ、明らかになってくるでしょうから、
しばらく続報を待ちましょうね!
お子さんに関しても同様に情報がありませんが、
今年で45歳とのことなので、中学生か高校生のお子さんがいても不思議はありません。
ひょっとしたら数年後にお子さんが白樺学園のエースとして登板、ということも??
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戸出直樹監督の野球指導法も調査!

出典:ベースボールマガジン社・WEB
最後に気になる戸出直樹監督の野球指導法についての調査です!
戸出監督は、2016年の取材によって、課題解消のサイクルをルーティンワークにしていることが分かっています。
午前中の練習で、
ウオーミングアップ➡キャッチボール➡シートノック➡実戦
をおこない、
午後はまず、
ミーティングで午前中の実戦で出た課題を洗い出す➡練習でそれにアプローチする
➡球が速い投手との対戦、打力が高いチームとの対戦など次の日の実戦を見越しての対策練習
このような流れを作り、紅白戦や練習試合に臨み、
その試合での課題を洗い出した上で、次の練習に入ります。
高校野球の練習は様々なメニューを試行錯誤しながら決めていくことが多いのですが、
戸出監督に関しては大きな枠組みをあらかじめ設定することで、
選手たちが常に共通の意識を持って練習できるように考え抜かれています。
この練習スタイルは、白樺学園が北北海道において、安定した成績を出し続けていること
につながっていると思います。
また、戸出監督の指導法には、全国トップレベルである同校スケート部の指導者で、
長野五輪金メダリストの清水宏保選手を育てた故・坂井俊行監督(享年62)のアドバイスも活かされています。
坂井監督は生前、戸出監督に対し、
「投手1人対打者9人なら打撃のチームを作れ」
というアドバイスを送ったそうです。
このアドバイスをきっかけに、スクイズなど手堅い得点方法が主流だった当時の十勝の野球を
変えようと考えるようになった戸出監督は、
周囲から「そんな野球では勝てない」という批判を受けつつも、天国の恩師の教えを貫き、
白樺学園を甲子園の常連チームに育て上げました。
こうしてみると、戸出監督はルーティンを重んじる規律正しい堅実な野球指導法を基本としながらも、
他種目の偉大な指導者の考えを取り入れる柔軟性を持った指導者だということができます。
精密な中にも豪快さを併せ持った指導スタイルで「打撃7、守備3」の比重で、野球部を強豪に育て上げました。
これまでの甲子園での白樺学園の戦績を見ると、
2006年 ●白樺学園7-10高知商
2011年 ○白樺学園3-2鳥取商(延長11涯)
●白樺学園7-8智辯和歌山(延長10回)
2015年 ●白樺学園3-4下関商(延長11回)
1試合平均5得点を挙げているように、北北海道代表としては珍しい打撃のチームを作っています。
特に印象的深いのが、2011年の智辯和歌山戦。
惜しくも敗れはしましたが、2本のホームランを放ち(うち1本は同点満塁ホームラン!!)、
優勝候補の一角であった智辯和歌山をあと一歩のところまで追い詰めました。
そんな「打の白樺学園」ですが、
今年のセンバツでの白樺学園はひと味違います!
戸出監督は、
20年以上続けた、打撃重視の練習方針を思い切って変え、7割を占めていた打撃を1割に減らし守備7割、走塁2割、打撃1割のメニューに組み替えました。
この大きな変更の理由を筆者なりに考察すると、
それは、エースである片山楽生投手を絶対的な軸としてとらえ、
極めて球威がある片山投手のバックの守備陣を固めて失点を防ぐという考え方に基づいていると思われます。
実はこれまでの白樺学園の甲子園での試合を見ると、
打撃では劣っていないが、終盤で守りにほころびが出て、
1点差ゲームを落とす、というパターンがほとんどです。
「打撃のチーム」という基本ラインは変わりませんが、このセンバツに関しては、
接戦を投げ勝つ、守り勝つ、新たな白樺学園が見られる予感がします!
加えていえば、春は打者の仕上がりの関係上、
打撃のチームより、投手力のチームのほうが強い。
という甲子園のセオリーがあります。
このセオリーに則って考えれば、この春の白樺学園はセンバツ優勝争いのダークホースになる可能性が
充分にあるといえるでしょう。
秋から大胆な方針転換で、白樺学園を北海道大会優勝、神宮大会全国ベスト4、センバツ初出場に導いた
戸出直樹監督。この春、新しい「名将」の誕生に期待が高まります!