2016年7月から放送中(水曜・後10時)の日本テレビ連続ドラマ「家売るオンナ」が、
9月14日の最終回を前にクランクアップしたそうです。
最近の連続ドラマは軒並み視聴率が10%に満たない状態で、不評のうちに終了していましたが、
北川景子さん主演の「家売る女」は、リオオリンピックにも負けず高視聴率をたたき出しています。
他のドラマとどこが違ってこのような結果を生んだのでしょうか?
出典:http://www.oricon.co.jp
もくじ
北川景子の無表情
クランクアップを終えて、花束で祝福され、「うれしいと言うよりさみしいなぁの気持ちが大きい。撮影が終わってしまって残念」
と久しぶりに見た可愛い笑顔で語りました。
出典:matomenaver.jp
今まで、いろいろなキャリア系のドラマが作成されました。
弁護士、デザイナー、美容師、魚屋さん、漁師、教師、介護士など、有名な俳優や人気者が主役を演じてきました。
独特な職業の中で起きるエピソードでドラマが構成されていました。どちらかといえば、演じる役者の人気が番組の人気
となっていたと思います。
しかし、不動産仲介の現場を描いた「家売る女は」、現実には存在しないようなキャラクターの「三軒家万智」が主演でした。
北川景子さんが人気がなかったとは言いませんが、出演者はそこそこ人気の役者さんばかりでした。
そんな「家売る女」が始まったとき、強烈なキャラクターの、無表情な北川景子さんが演じる「三軒家万智」でした。
無表情といえば、家政婦の三田の松嶋菜々子さんを思い出しますが、無表情が重たいテーマではなく、コミカルな表現
として取り入れられているのが違います。
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軒並み高視聴率
初 回 12.4%(7月クールのドラマ中トップ)
第2話 10.1%
第3話 12.8%
第4話 12.4%
第5話 9.5%(リオデジャネイロ五輪卓球女子シングルス準決勝の福原愛の試合とバッティング)
第6話 11.6%
第7話 10.8%(リオ五輪で結果として金ラッシュとなった女子レスリングの序盤中継の裏)
どんなに強力な裏番組があっても、本当に面白いドラマは視聴率が取れるんですね。
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「私に売れない家はない」
出典:matomenaver.jp
無表情に加えて、「私に売れない家はない」というセリフが面白かったですね。
「その家私が売りました」と無表情で話すところがいい味が出ていました。
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「シラスミカ」「GO!(ゴー)」
出典:arasujinetabare.com
キャラクターとして面白い味を加えているのは、イモトアヤコさんが演じる「シラスミカ」です。
白州さんではなくて、「シラスミカゴー」と目を見開いて指をさすところが何とも爽快です。
イモトアヤコさんは、役者としてより、コメディアンとしての役割でしょうが、その上をいく
「三軒家万智」に翻弄され、ダメ営業から脱却していくところが見ものです。
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ストーリーはゲストによって毎回読み切り
ストーリーはコミックのような展開なので、原作はコミックで実写化されたのかと思っていたら、
じつは原作はないそうです。
ストーリーをかいた大石静さんは、「言いたいことが言えない日本人に一石を投じた」ということです。
普通の営業社員が「お客様は神様」という思考が一切なく、取りつかれたように家を売るのは、
自分の過去や、怨念に取りつかれているかのようです。
「この物件私が売りました」と誇らしげに一件落着するところが爽快です。
お客様に媚びを売らなくても、お客のニーズを満たせば、高額なものでも売ることができるという
営業にとっては理想の姿ですね。
毎回多彩なゲストを迎えて、エピソードをクリアしていきますが、三軒家万智のキャラクターが強くて、
毎回、シラスミカと三軒家万智の印象だけが残ります。
7話では、そのシラスミカの家族のエピソードでした。
続編もあり得る
最終話までこれといったクライマックスが見られませんでしたが、毎回「あー面白かった」という読み切り感が
いいですね。エピソードでいえばもっともっと続いていく内容は山ほどあると思います。
9月14日に最終話を迎えますが、視聴者には、もっと見たいという心残りを与えると思います。
北川景子さんは
「今回、本当に良いチームで良い作品ができたので、もう少しやりたかったという気持ちが強いです。
毎日が楽しくて、そういう風に思えるチームに出会えたことを幸せに思います」
と答えています。
このチームのままの続編が見れたら最高です。
出典:xn-gdkzb6a.xyz
まるで、コミックの1巻から10巻までが終わり、さらに20巻30巻と続いていき、後に
映画化され、国民の娯楽映画になっていく、っていうのはいかがでしょうか。