2016年8月10日放送の「ヒルナンデス」で、アスリートを多数輩出しているという
「バディスポーツ幼児園 世田谷」が紹介されました。
訪れたのは柔道の銀メダリストの篠原信一さんとバレーボールの日本のエースだった大林素子さんと
ミッツマングローブさんです。
現在は毎日リオオリンピックが放映され、メダルを多数獲得している中、将来のアスリートを期待されるような
子供たちの姿を見てびっくりしました。
もくじ
バディスポーツ幼児園ってどんなところ
1982年に延長の鈴木威さんが開園しました。
認可外保育施設で、保育園並みの長時間保育ができる幼児教育施設です。
バディ企画研究所の本社は東京都の世田谷区にあります。
世田谷区、杉並区に二か所の園があります。地元の子育て世代にはよく知られているそうです。
園長の鈴木威さんは、高校時代には陸上競技選手として注目され、教員免許も持っているということです。
「公務員ランナー」として知られているマラソンランナーの川内優輝さんや、サッカー日本代表で活躍する武藤嘉紀さんが
子供時代に通ったのが「バディスポーツ幼児園」だそうです。
年令も、競技種目も違うのに、出発点が一緒だということは、幼児期のあり方が影響したんでしょうか。
スポンサードリンク
教育内容は?
2歳から就学前までの子供を保育。
通常保育時間は、平日AM8時~PM5時(希望者はPM7時まで延長可)
AM10時~PM3時まで授業を実施しているそうです。
授業内容は、体育(毎日)、芸術、自然、音楽、言語のカリキュラムで思考力や表現力を養うそうです。
特に力を入れている体育では、陸上、サッカー、器械体操、バスケットボール、柔道です。
指導者の多くは元選手だそうで、ハイレベルな内容の練習内容でした。
スポンサードリンク
多彩な課外授業
毎日4kmのランニングや幼児離れした体操練習など日々熱血指導を行うバディですが、
最も力を入れているのは、課外授業で、これこそバディの神髄ともいえるそうです。
屋内プールでの水泳クラブ、ハイレベルなダンスクラブ、バレー教室、サッカークラブ、体操クラブ
バスケットクラブがありますが、びっくりするぐらいの身体能力でした。
スポーツクラブでは小学5~6年生が、週末には中学生がかつどうしているそうです。
サッカークラブは少年サッカーの強豪として何度も全国大会に出場していて、武藤選手は小学6年生まで通っていたそうです。
体操クラブでは卒業までに3つの課題があり、すべての園児がクリアしているそうです。(35年間100%)
逆上がり、跳び箱6段、3点倒立。大人でも難しい3つをすべてクリアするなんてすごいですね。
体育に力を入れる理由について園長は
「子供が『やればできる』をすぐに実感できるからです。例えば、年長組は毎年10、11月に跳び箱を実施します。
バディではクラス全員ができなければ、できたものとして認めません。
そうすると小学校に上がる前の年齢でも、最後は全員、6段の跳び箱が飛べるようになります。
子供は簡単なことはすぐに飽きてしまいますが、少し難しいことだとがんばります。
できない子には先生がマンツーマンで教えてあげれば、必ずできるようになるのです」
と、おっしゃっています。
やればできるということを、体験した幼児の、その後の人生に大きくかかわってくるのでしょうね。
この中から将来のアスリート、メダリストも夢ではないでしょうが、その他の子供にもきっと良い経験になりますね。
体育だけでなく、「考えさせる」ということも同時に教育されているようで、
体育では成功を体験させて、座学では自分で考えさせるのが教育方針のようです。
篠原信一さんは6歳の園児と本気でバスケットの1×1で闘って負けてしまいました。
スポンサードリンク
なぜ認可外に?月謝は?
バディが最初に幼児園を開園した32年前、鈴木威さんは国に認可申請を出したところ、
幼稚園を管轄する文部省(現文部科学省)は「幼児教育は4時間以内にすること。なぜなら小学1年生の授業が4時間以内だから、幼児教育でそれ以上は認められない」として申請を却下。
一方、保育園を管轄する厚生省(現厚生労働省)は、「保育園は生活の場や預かる場であって、教育をしてはいけない」
として、こちらも却下されたそうです。
幼稚園でも保育園でもなければ、認可外にせざるを得なかったんですね。
行政の壁に阻まれのスタートでしたが、今となっては長年の実績が広く知られるところとなり、
有名大学や大手企業に進む卒園生も目立ち、入園希望者は後を絶たないということです。
ちなみに月謝は東京では4万円強で、認可外の保育施設としては高くないという理由で入園するケースも多いそうです。
ただし、それ以外に、課外授業の授業料、サッカー用品などの購入など他にも出費は結構ありそうです。
現在は首都圏に7カ所、静岡県と福岡県にも展開しています。
長時間保育、送迎バス、給食の提供は、競合他社がマネしにくく、特にフルタイムで働く母親に支持されているそうです。
子育て世代ではなくなった私ですが、幼稚園、保育園、のほかにこんな選択肢もあ。ったと知って驚いています。
国の教育が一元化され、もっと自由な保育教育が広く実現される日が早く来るといいなと思います