柔道の世界選手権女子78キロ超級で銀メダルを獲得した朝比奈沙羅選手ですが、2020年の東京オリンピックでのメダル候補としても注目されていますよね。
そんな朝比奈沙羅選手が、9月上旬に国立大医学部の学士編入試験の出願をしたということで、まだ結果はわかっていませんが、なぜ医学部を目指すのか、両親が医者なのか、など気になるところを調べてみました。
もくじ
朝比奈沙羅の両親は医者で父親は教授なの?!
ネット上では、父親が麻酔科の医師で母親は歯科医師という情報が多くみられました。
父親について、愛知学院大学歯学部の麻酔学の教授をしているという情報があったのですが、現在の教授陣のページに
父親である朝比奈輝哉さんのお名前が無かったので、現在は愛知学院大学ではされていないようですね。
きっと記事が書かれていた2016年~2017年頃は愛知学院大学で教授として働いていたんでしょうね。
調べたところ、現在は順天堂大学医学部附属順天堂医院麻酔科・ペインクリニックで歯科麻酔部門での助教をされているようです。

出展元:https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/masui/about/staff.html
順天堂大学の医学部・大学院医学研究科の講師陣には朝比奈輝哉さんのお名前が無かったので、教授としては教えてはいないのかもしれません。
また、2007年に上条歯科医院(東京都千代田区)の麻酔専従医として働いていたり、2015年に聖路加国際病院の麻酔科医師として歯科医療についての講演会講師で参加していたりという情報が見受けられたので、歯科専門の麻酔科医として活躍されているようです。
朝比奈沙羅選手の母親は歯科医師ということなので、父親と母親の出会いも歯科関係かもしれませんね。
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朝比奈沙羅はなぜ医学部に進学?
18歳当時には麻酔医か整形科医になりたいと取材に答えていたようです。
麻酔医になりたいのは、やはり父親の影響が大きいでしょうね。
整形科医を目指すのは、自身の骨折などで身近に整形科医と触れ合った経験などがあるのかもしれません。
出展元:http://www.ejudo.info/newstopics/002440.html
東海大医学部の受験を失敗するも、医学部編入を目標に体育学部に進み、2020年の東京オリンピック後に医師を目指すと公言していましたが、今年の7月31日に国立大医学部の学士編入試験の出願をしたようです。
受験慣れのために、当たって砕けろの精神で今回受験したようですね。
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朝比奈沙羅のプロフィールや経歴!
1996年10月22日生まれの東京都出身で、小学校の情報はありませんでしたが、中学高校は偏差値70超と言われている中高一貫校の渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校出身です。
小学2年生の時から柔道だけでなく水球やバスケットボール、競泳なども始めたそうですが、中学受験もしているはずなのでどちらも結果を残して、文武両道出来ていてすごいですね!
中学2年生で全国中学校柔道大会の70kg超級で優勝し、3年生の時には全日本カデ柔道体重別選手権大会で5試合をオール一本勝ちで優勝を果たします。
高校1年生ではインターハイ、全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で優勝し、ブルガリアの国際柔道大会でシニアの国際大会、高校選手権無差別と立て続けに優勝を果たしました。
2年生では講道館杯で優勝を果たした後、骨折してしまい試合出られなかったのですが、3年生では全日本ジュニアで優勝、世界ジュニアでは準決勝以外ですべて一本勝ちし、講道館杯では準決勝まですべて一本勝ちして優勝を果たします。
高校卒業後、医学部受験に失敗しますが、医師と柔道家を目指すことを後押ししてくれた東海大学体育学部に進学し、柔道部に所属します。中高だけでもこんなに輝かしい成績を残しているのですが、大学進学後は、ユニバーシアード柔道競技、全日本ジュニアでオール一本勝ち、講道館杯、韓国の国際柔道大会でもオール一本勝ちで優勝を飾り、左足の骨折をしますが、10月の学生体重別で優勝を果たしました。
大学3年で柔道部を退部(卒部)し、大学4年春から、医学部専門の予備校にも通い、異例の現役学生で実業団所属としてパーク24株式会社の選手として入社しています。

出展元:https://www.daily.co.jp/general/2018/03/28/0011109701.shtml
これだけの成績を残し、国際柔道連盟の世界ランキングは、2017年現在1位に上がっているので、2020年の東京オリンピックもとても期待できますよね。
ですが、今年または来年に医学部受験に合格したら、五輪の練習時間等の確保も出来るのか、契約社員ではあるけれどパーク24株式会社の社員として活動を続けていくのか、など柔道界での活躍が少し心配になってしまいますね。
世界ではメダリストでありながら医師や弁護士など多いそうですが、日本の制度の中でもそれを実現して欲しいところもあります。
しかし、まずは医学部に進学出来たのかどうか、それでも結果を残せたら偉業になるでしょうから、見守っていきたいですね。