野老朝雄氏・組市松模様に決定!東京オリンピックエンブレム!
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2020年に東京都で開催される、東京五輪・パラリンピックのエンブレムにA案の「組市松模様」が採用されたことが4月25日にはっぴょうされました。
野老朝雄(ところあさお)さんってどんな人?
野老朝雄(ところさお)さんは1969年生まれの46歳です。
東京都生まれ。
1992年に東京造形大学デザイン学科建築専攻卒業されています。
1993年までAAスクールに在籍されていました。
AAスクールとは?
英国建築協会付属建築学校のことです。イギリス・ロンドンにある私立建築学校で、の通称。
英国王立建築家協会と英国建築家登録審議会にディプロマとして認められている大学および大学院コースであるため、日本語訳では、英国建築協会付属建築専門大学などともいわれています。
2003年から武蔵野美術大学で非常勤講師をされています。(現在も)
2010年からは桑沢デザイン研究所非常勤教員をされています。(現在も)
2010年ー2012年までは東京造形大学非常勤教員をされていました。
小さいころから建築を学んでおられ、建築家でアーティストの江頭慎さんに師事されていました。
江頭慎さんとは?
1996年から2006年までAAスクールで教鞭をとられていたそうです。
代表作はpeace of Our Pain ですが、ちょっと凡人には理解しがたい難しいものでした。
多くの建築を学ぶ人々のあこがれでもあるようです。
展覧会
2010年「MOTアニュアル:装飾」(東京現代美術館/東京)
2014年「マテリアライジング展Ⅱ」(東京藝術大学美術館陳列館/東京)
2015年「単位展」(21 21Desain/東京)
2001年9.11より「繋げること」をテーマに活動を続けられています。
もともとは、建築学を学び、建築を手がけてこられましたが、現在は数学的な法則に基づいて活動を続けておられ、
建築の床面、壁面などのデザインや、企業のロゴマークもデザインされています。
市松模様はどうして生まれたのか?
野老朝雄(ところさお)さんは、デザインとはいっても、建築的な考え方のデザインが得意分野だそうです。
とくに、「紋」には特にこだわりをもっておられたようです。
今回も、「市松模様」というパターンを組み合わせる、幾何学的な図案にもとづいた応募でした。
一見、無機質なものに見える模様を組み合わせることで、日本の伝統や歴史のぬくもりを感じさせるという、有機的なイメージを作り出しているところが、素晴らしい作品となったようです。
他のB案、C案、D案も素晴らしかったのですが、日本の伝統をモチーフにしている作品は、野老朝雄(ところさお)さんの作品だけでした。
「とても長い時間をかけてデザインした我が子のようなもの」
と表現されただけ、渾身の作品になったんですね。
おめでどうございます!