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コグトレってなに?トレーニング方法と作者について調べてみました

2016年5月15日の25時から、日本テレビで放映されたNNNドキュメントの番組で「コグトレ」というものがしょうかいされました。

聞きなれない言葉ですが、「認知機能強化トレーニング」ということで興味を持ち、調べてみました。

コグトレって何?

コグトレとは、認知トレーニング、つまり、認知「cognitive 」トレーニングの略だそうです。

俗に使われている、認知症などとはちょっとちがう、病気としてではなく、

認知機能といわれる、5つの要素を鍛えることができるトレーニング方法のことだそうです。

5つの要素とは

①記憶(忘れずに覚えておくこと)、

②言語理解(言葉を聞く・読む・話す・書く)、

③注意(気をつけること・気を配ること)、

④知覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)、

⑤推論・判断(解っていないことを推し量ること・考えをまとめること)

具体的な方法とは

コグトレとは、認知機能に含まれる5つの要素に対応する、

「覚える」、「数える」、「写す」、「見つける」、「想像する」力を伸ばすための、紙と鉛筆を使ってできるトレーニングだそうです。

ワークブックなどもCDつきで発売されているようでした。

 





 

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宮口幸治さんが考案

しかし、コグトレが生み出された経緯はちがう方向からの、コグトレ研究会の宮口さんの経験に基づいたトレーニングのことでした。

児童精神科医である宮口さんは、知的障害や発達障害のある非行少年を収容する医療少年院の子供たちを何とか救えないものかと、考案・実践された方法のようです。

認知機能や感情統制の弱さ、融通が利かない、不適切な自己評価、対人スキルの乏しさ、不器用などが原因で、児童期から、人づきあいがうまくいかず、いじめられた経験を持つ人が多かったそうです。

宮口さんは、教育を受ける土台である認知機能を強化しないと、矯正教育が空回りしてしまうのではないかと、コグトレを開発したそうです。

このコグトレとは

①不器用さを改善する、認知作業トレーニング=自分の体を知り、物をコントロールし、他人の動きをまねたり、動きを言葉で伝えたりする力を磨く

②基礎学力の土台を作る、認知機能強化トレーニング=升目に並んだ数字を記憶して別紙に書き込む

③対人スキルを向上する、認知ソーシャルトレーニング=「野球をしていて怖いおじさんがいる家にボールが入ったらどう謝るか」とシュミレーションして対人スキルを上げる

考案された宮口幸治さんは、立命館大学産業社会学部・大学院応用人間科学研究科教授で、研究会メンバーの筆頭者です。

現在は、色々なところで、コグトレの実践方法を講演されているそうです。

もともとは、発達障害や知的障害など障害を持った児童のために考案されたコグトレですが、教育の現場でも必要なトレーニングでもありそうですね。

数多くの本や、ワークブックも発売されているようですので、今度本屋さんに立ち寄った時に見

てみようと思います

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